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うさみ悠子の徒然。



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またこんな本読んで!と怒られそうな本です。というか舞城王太郎の時点で怒られます。(誰に?)(PTAの人…?笑)

しかし、あらすじで想像していた物語とは違っていました。私は主人公の『獅見朋成雄』一人がとんでもないことをするのかなーと読む前は思っていたのですが、いやはや、舞城氏の話があらすじで想像できるはずもない。物語は予想外のトンネルをくぐったところへいっちゃいました。とんでもないことをする人がもっとたくさんいました。ってこれネタバレだろうか。いやまあ、ちょっと何かを書いたくらいでストーリーが予測できるような話じゃないのでいいや。
終わり方がもったいないくらいあっさりとしちゃってましたがその後の展開までを文章にするときっとだらだらとしりすぼみになってしまうだろうし勢いのあるままエンドマークをつけちゃったほうがいいのかな? 私はもうちょっと読みたかったですが。

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こういう本が連続で続くと私の読書傾向というか本棚の中身が疑われそうですが、まあいいです。
『クリスマステロル』でおいおいおい、と思ってしまった佐藤氏ですが、なんとなくあらすじがすごそうだったので読んでみました。ちなみにあらすじは

<誰もが三百六十五日分の一日で終わる予定でいた六月六日。鏡家の三女、鏡佐奈は突然の大地震に遭遇する。液状化した大地に呑み込まれていく校舎を彩る闇の色は、生き残った生徒たちの心を狂気一色に染め上げてゆく—。衝撃の問題作、『クリスマス・テロル』から三年の沈黙を破り、佐藤友哉が満を持して放つ戦慄の「鏡家サーガ」例外編。あの九〇年代以降の「失われた」青春のすべてがここにある。 >(「BOOK」データベースより)

です。大地震で学校が地中に沈んでしまうというまたとんでもない設定になっていて、生き残った皆で力を合わせて脱出しよう、という展開にはほど遠いストーリー展開でした。でも佐藤氏の本の中では一番読みやすかったかも?(笑)
アマゾんのレビューなんかを見ていると「西尾維新の影響を受けてるね」という感想が目立っていました。韻を踏んだ熟語や類語の羅列や強烈なキャラクターが沢山出たりするところかな……今ドキはそれを「西尾維新後」とでも言うのかな(笑)

最後の『蛇足の蛇足』で、あぁやっぱり佐藤友哉だー、と思ってずーんとなりましたが、鏡家サーガ1作目の『フリッカー式』を読んでいるとそれもまた仕方ないかな、と思ったり思わなかったり……。まさに『蛇足の蛇足』でした。


渡辺浩弐氏の本、久々に読んでしまいました。どういうテイストの話かはニワンゴのメール小説を読んでいたので知っていたので「読んでしまった」という表現を使ったのですが、こういう本を持っている人が犯罪を起こすと、残虐な内容の本を所持していたと報道されるんだろうなーというような、まあ、結構残虐な内容です。
しかし不思議とすっきりとした印象も与えてくれることがあったりするのであなどれません。犯罪は犯罪、だめなことは駄目なのに。
まあちょっと辛めに言うと、渡辺氏の作品てだいたいずっとこんな感じだよな、というのはありますがそれは作家の個性なので良しでしょう。

読んで気になった方はさらにニワンゴ(というモバイルサイト)の『ikill 2.0』まで読んでみるといいでしょう。ケータイの機能をうまく使った作品が読めます。ただし、残虐性は本編と同じかそれ以上に高いですが。
 

再読。最近再読が多いのは本の買い控えのためです。
ほぼ日刊イトイ新聞』でDVDのことを取り上げていて、読み返したくなったのです。DVDも観たくなりました。多分おおまかなストーリーは変わらないだろうけれど、映像ならではの感じやちょっとした違いなんかが見てみたい。
この本の中の途中で出てくる「未来」の映像が切ないです…



あ−、こういうの久々に読んだー。と思いました。けれどこれは西尾維新氏。表紙の体操服とホームズのミックスなコスプレ系衣装から想像する通り、キャラクターがそこらにいなさそうな人たち。もうこのシリーズやりたい放題だな!というか元々そうかもしれませんが微妙な(絶妙な?)下ネタ(?)の混ぜ方!
大きな流れだと、ロンドンの作家が『読み終えると死ぬ呪いの小説』を書いてしまったのでその謎を解いてほしいとかなんとかそういう話になると思うんですが、まあ、そこはそれ。
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